プログラミングを習えば受験に役立つか?

みなさん、こんにちは。
埼玉県さいたま市浦和区にあるロボット・プログラミング教室「ロボ団北浦和校」です。

6月から体験会を始めたのですが、それとなくではありますが中学受験のお話を伺うこともあります。
(もちろん、「プログラミングを習っておくと中学受験に役立ちますか?」という直球で聞いてくる方はいませんが……)

そんなわけで今日は少し固い話題で中学受験についてお話ししたいと思います。

今年の2020年4月にプログラミング教育が小学校で必修化されました。ただし今の段階ではプログラミングを中学受験の受験科目にしている学校は多くはありません(駒込中学校、聖徳学園中学校、大妻嵐山中学校、相模女子大中学部など)。またその位置づけもどちらかというとオマケ的なものです。かつてセンター試験の数学にBASICが選択問題として導入されていたのですが、そのイメージの延長で考えてもらえば大きな間違いはないかと思います。

しかし、これは過去の話になるではないかと予想されています。
なぜなら義務教育課程の中でプログラミング教育が必修化されたからです。

もちろん今は様子見の状況です。が、いずれ時は進みます。

今の子供たちが中学生になれば技術家庭科の中で、そして高校生になれば「情報」という科目として学ぶ日がやってきます。また受験という意味では、センター試験に代わる大学入学共通テストにプログラミングなどの情報科目の導入が検討されています。そこではどちらかと言うと、これまではおまけ的なポジションだった「情報」が大学入試では国語や数学、英語といった基礎科目として追加されるのではないかと予想されているのです。

試験という性質上、ある程度は適切に差がつくテストを作ることが求められます。

たとえば全員が100点や0点では意味がありません。そのため試験導入当初は難易度そのものは難しくないものにならざるを得ません。これは逆に言えば、事前に準備しておけば、努力が結果に結びつきやすいと言えるのです。つまり(個人的にはあまり言いたくはないのですが)今、プログラミングを学んでおくことは中学受験、高校受験、大学受験にはとても役立つとは言えるでしょう。競争相手が少ない分野ですから、少ない努力でスコアに結びつきやすいからです。


例えば、ある数xが奇数か偶数を判定するプログラムが問題に出るとしましょう。

入力する値は整数のみとすれば、やり方はそこまで難しくはありません。奇数か偶数の条件は、「2で割った時の余りが0か1か」だけなのですから。そしてプログラミングの世界では加減乗除のほかに余りを求める関数や演算子がたいていはあります。そして多くの場合、%やmodが使われています。

たとえば

    3 % 2 = 1

ですし、

    4 % 2 = 0

といった感じです。

そして処理の流れとしては、

    処理1 調べたい数(X)の値を入力してもらい、なんらかの変数(例では「答え」)に代入する。
     処理2 変数「答え」を2で割った時の余りを求める。
     処理3 処理2で求めた余りが0か1かを判定する。
       もし余りが0ならば、”変数「答え」 は偶数です”と表示し、
       余りがそれ以外(つまりこの場合は1)であれば、”変数「答え」 は奇数です”と表示する。
     処理終了

となるだけです。

もしこの処理をスクラッチ(Scratch)で記述すると以下のような感じです。(図1)

スクラッチで偶数、奇数を判定するプログラム1
図1

ただし、これだけだと小数を入力したときにおかしくなってしまいます。
その場合は図2のように1で割り切れるかどうかの処理を加えてもよいでしょう。

図2

参考:https://ja.scratch-wiki.info/wiki/()で割った余り_(ブロック)


さて、これを見て皆さんはどう思われましたか?

プログラミングの知識がない人はこれだけでも苦手意識をもってしまうかもしれません。これが子供たちであればなおさらです。
しかしこれは学んでおきさえすれば、小学生でも容易に理解できることでもあります。そしておそらくはこの「やったことがある」と「やったことがない」の差が受験での点差となってしまうのだと思います。(もしかしなくても、お子様の志望校の来年のテストにはプログラミングの問題が出題されるかもしれないわけですから……)。

古くは「先んずれば人を制す」という言葉もありますし、比較的最近の経営論でもブルーオーシャン戦略(※1)という言葉もあります。どの分野でも成功の可否は先見性や行動力が重要であるのは言うまでもないでしょう。他の人々が「今はまだ~」と思っているときに「今、ここでこそ」と思い、果敢に行動することが結果を分けてきたのですから。

ロボ団北浦和校では引き続き体験会を実施中です。
子供たちの好きを学びにつなげるのがロボ団の特徴ですが、受験にもしっかり役立つと思います。
入会を迷っている方はまずは体験会に参加されてみてはいかがでしょうか?
スタッフ一同、心よりお待ちしております。

※1 ブルーオーシャン戦略:競争の激しい領域を「レッド・オーシャン(赤い海、血で血を洗う競争の激しい領域)」とし、競争のない未開拓領域を「ブルー・オーシャン(青い海、競合相手のいない領域)」を切り開くべきだと説くもの。


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