高校生の新教科「情報Ⅰ」を大解剖!|第二回 「情報Ⅰ」の新しい内容とは?
こんにちは! ロボ団北浦和校です。
今回も高校生の新教科「情報Ⅰ」について記事を書きたいと思います!
第一回では新教科「情報Ⅰ」の目的などをざっくりとお伝えしました。
第二回では、これまでの情報の教科とは何が違うのか。異なる点について、具体的に何をするのかをお伝えしたいと思います。

変更点は何が狙い?
情報教科の目的・目標は「情報社会における問題の発見と解決」です。
現在の社会はITによって支えられ、ITの技術によってより便利な世の中へと変容しています。世の中の変化に合わせて新しい常識が生まれるわけです。情報教科を学ぶ意義の一つは、この社会の変化を知り社会の仕組みと共に生きていくためでもあります。
もう一つ、延長線上にあるのが、「問題の発見と解決」です。IT技術の発展する前と後では問題の解決する方法が変わりました。コンピュータを使った方法で、これまでよりも早く、楽に解決できるようになりました。様々な問題に対してアプローチできるのもIT技術の魅力です。社会自体が情報社会となっている以上、高校で学ぶことに十分価値があると思われます。
そして「問題の発見と解決」が出来るようになるには問題発見や解決のための手段や新しい概念を学ぶ必要があります。これを補うのが新教科「情報Ⅰ」です。

旧版との変更点
変更点として、これまでの情報教科に新しい内容が追加されました。
どんな内容が追加されたのか?それを知る前に、まずはこれまでの情報教科に関して説明したいと思います。
変更前の情報教科は2つあり、「社会と情報」と「情報の科学」の2つで、この2つのいづれか1つが選択必修となっています。
「情報の科学」はコンピュータの活用が含まれているために難しいことや、これまで受験でほとんど使われなかったことから、多くの高校は「社会と情報」のみの実施かと思います。中には「情報教科って2つあったの?」なんて人もいるかもしれません。
2つの内容はおおむね以下の通りです。
「社会と情報」
- 情報の表現
- 情報コミュニケーション
「情報の科学」
- コンピューターの活用
- 情報の管理
旧教科と新教科の共通内容
- 情報社会、情報技術
- 情報モラル、セキュリティ
旧教科でもある程度の知識や常識は学べます。しかし知識のみでは問題を解決することはできません。解決するためには手段、つまり「ツール」が必要となります。
「情報Ⅰ」の内容
- 情報社会の問題解決
- コミュニケーションと情報デザイン
- コンピュータとプログラミング
- 情報通信ネットワークとデータの活用
新教科「情報Ⅰ」の中でも、先ほどの「ツール」が「情報デザイン」、「プログラミング」、「データの活用」になります。これらの「ツール」を駆使して情報社会での「問題の発見と解決」を出来るようにします。
「情報デザイン」は小、中学校での内容を踏まえたものになり、「プログラミング」は中学校でのものよりも高度なプログラミングとなります。更に「データの活用」に関しては高校の数学と関連した内容となってきます。

まとめ
今回は情報Ⅰのカリキュラムに関して紹介しました。
次回は更に情報Ⅰの内容から分野ごとにピックアップして紹介したいと思います!
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